集中治療室に求めるプライバシーを守りつつ感染症対策を兼ね備えた建具とは?

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集中治療室の設計にあたり必要な要素は何か

十分なスペースの確保

ICUの総延べ床面積は、1床あたり75㎡以上が目安とされており、これは広い病室に加えて、管理部門、器材室、スタッフ更衣室、緊急検査室、薬剤室などの付属諸室を設置するために必要な面積です。

患者の快適性と安全性の確保

・プライバシーの保護

・安眠できる環境の整備

・せん妄対策:病室の配色、音声環境、照明、採光

などに配慮が必要です

医療スタッフの効率的な動線設計

スタッフが患者を一目で監視できる配置や、医療従事者の動線を妨げない設計が重要です。

感染対策

隔離室の設置や適切な空調管理など、感染症対策を考慮した設計が必要です。

集中治療室(ICU)において、プライバシー保護と感染症対策を両立させる建具に求める要素

個室化が可能な可動式構造

ICUでは患者のプライバシー保護の観点から個室収容が望ましいとされています。同時に、感染症対策として患者の隔離も必要になる場合があります。そのため、可動式のパーティションを用いることで、必要に応じて個室化や隔離が可能な空間を作ることができます。

透明性

医療スタッフが患者の状態を常時観察できるよう、パーティションの一部に透明な素材を使用することが重要で、これにより、プライバシーを確保しつつ患者の安全管理も行えます。

気密性の高い構造

感染症の拡散を防ぐため、パーティションや扉は気密性の高い構造であることが求められ、特に空気感染する疾患への対策として重要です。

簡易な開閉機構

緊急時に、迅速に対応できるよう建具は簡単に開閉できる機構を持つべきで、同時に、不用意に開かないよう適切なロック機能も必要です。

 

 

これらの特徴を備えた建具を使用することで、ICUにおけるプライバシー保護と感染症対策の両立ができ、また、患者の状態や治療の必要性に応じて柔軟に空間を変更できる設計が可能です。

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