「最近シャッターの動きが悪くて、開け閉めに時間がかかる」
「新しいシャッターに交換したいけど、費用はどれくらいかかるのだろう」
「お店のスペースを有効活用できる、見た目もおしゃれな建具に替えたい」
このようなお悩みやご希望をお持ちではないでしょうか。
毎日使うシャッターは、経年劣化や突然のトラブルで交換が必要になる場合があります。しかし、いざ交換となると、タイミングや費用、業者の選び方など、わからない点が多くて不安になりますよね。
この記事では、シャッターを交換するべきタイミングから、種類別の費用相場、費用を安く抑えるポイント、信頼できる業者の選び方、交換時の注意点まで、網羅的に解説します。
シャッターの交換を検討している方は、ぜひご参考ください。
シャッターの交換が必要な3つのタイミング
シャッターの交換を考えるべきタイミングは、突然やってくるかもしれません。ここでは、交換が必要になる主な3つのサインについて解説します。
- シャッターの寿命が来たとき
- 異常音や動作不良・変形が発生したとき
- 地震や台風による損傷を受けたとき
上記のサインを見逃さず、適切な時期に交換を検討できるようになると、施設の安全性や利便性を保つ鍵となります。
シャッターの寿命が来たとき
シャッターの一般的な寿命は10年から15年ほどとされています。長年の使用で部品が老朽化し、交換の時期を迎えるケースは少なくありません。
開閉時に「ギーギー」「ガラガラ」といった異音がしたり、動きがスムーズでなくなったりしたら、寿命が近づいているサインです。これらの症状は、内部の昇降機構やシャフトといった心臓部に異常が起きている可能性を示唆しています。
もし不具合を放置してしまうと、ある日突然シャッターが完全に動かなくなる恐れもあります。特に、店舗や施設のように毎日シャッターを活用する場所では、利用者の安全や業務への影響を避けるため、定期的な点検と計画的な交換が欠かせません。寿命のサインに気づいたら、大きなトラブルに発展する前に交換を検討しましょう。
異常音や動作不良・変形が発生したとき
シャッターに凹みや変形があると、開閉時に異常が発生しやすくなります。
特に、凹みの程度が大きい場合、シャッター本体だけでなく、左右のガイドレールや上部のシャッターボックスにまで影響が及び、さらなる破損を引き起こす原因になりかねません。見た目には問題がなさそうでも、物をぶつけた衝撃で内部の部品が損傷し、動作不良を起こすケースもあるでしょう。
開閉時に異音がする、動きがスムーズではないといった症状は、シャッターからの危険信号です。放置せずに、早期に専門業者へ点検や修理、交換を依頼することが重要です。特に、屋外に設置された錆びやすいスチール製のシャッターは、日頃から動作に違和感がないか注意深く確認しましょう。
地震や台風による損傷を受けたとき
地震の揺れによってシャッターが歪んだり、台風で飛んできた物によって損傷したりと、自然災害が交換のきっかけになる場合もあります。
特に屋外に設置されたシャッターは、台風時の激しい雨風にさらされるため、腐食やサビ、歪み、飛来物による衝突傷といった物理的なダメージを受けやすいです。災害の後は、被害が小さいように見えても、必ず一度はシャッターの動作確認を行いましょう。
もし損傷が見つかった場合、そのまま放置すると業務の停止や施設の利用者の安全を脅かす事態につながりかねません。早急な交換が必要です。なお、火災保険に加入していれば、風災特約によって交換費用の一部が補償される可能性もあるため、事前に契約内容を確認しておきましょう。
シャッターの交換にかかる費用相場
シャッターの交換費用は、種類やサイズ、手動か電動かによって大きく変動します。ここでは、一般的な費用相場を一覧で紹介します。
シャッターの種類 | 費用相場 |
窓用手動シャッター | 8万円~15万円 |
窓用電動シャッター | 10万円~35万円 |
ガレージ手動シャッター | 10万円~25万円 |
ガレージ電動シャッター | 30万円~50万円 |
シャッター鍵の交換 | 2万円~2.5万円 |
既存シャッターの撤去費用 | 2万円~5万円 |
上記の表はあくまで目安です。実際の費用は、シャッターの材質や現場の状況、作業の難易度によって変動します。また、本体価格や工事費に加えて、既存シャッターの撤去費用や、高所作業が必要な場合の足場設置費用などが別途かかる点にも注意が必要です。
見積もりを取る際は、総額でいくらかかるのかを必ず確認しましょう。
シャッターの交換費用を安く抑える2つのポイント
シャッターの交換にはある程度の費用がかかりますが、工夫次第で出費を抑えることも可能です。ここでは、交換費用を安くするための2つのポイントを紹介します。
- シャッターの種類で価格を調整する
- 保険の適用を確認する
これらのポイントを押さえるだけで、自己負担を大幅に軽減できる可能性があります。
シャッターの種類で価格を調整する
交換費用を抑えるには、まずシャッターの種類の見直しが有効です。例えば、利便性の高い電動シャッターは魅力的ですが、設置費や電気工事費がかさむため、手動シャッターに比べて高額です。
また、材質によっても価格は大きく変わります。スチール製は比較的安価ですが錆びやすい一方、アルミやステンレス製は高価ですが耐久性に優れています。
シャッターに求める機能を、防犯や防火など必要最低限に絞り、シンプルなデザインの製品を選ぶことでも、費用を削減可能です。使用する目的や設置場所の環境を考慮し、無駄な機能や過剰なスペックを省いた製品を選ぶことが、賢いコスト削減につながるでしょう。
保険の適用を確認する
自然災害によってシャッターが破損した場合は、火災保険が適用される可能性があります。
もし契約している火災保険に風災特約が付帯していれば、台風や竜巻、強風による損害が補償の対象となる場合があります。なお、保険が適用されるかどうかの判断材料は、以下の3つです。
- 損傷した理由
- 保険の契約内容
- 被害の金額
ただし、契約内容によっては、応急処置の費用や20万円以下の小規模な損害は対象外となるケースもあるため、注意が必要です。シャッターを交換する前に、一度ご自身の保険契約書を確認し、補償の適用範囲を把握しておくと、自己負担を大幅に減らせるかもしれません。
シャッターの交換に最適な業者の選び方
シャッター交換を成功させるためには、信頼できる業者選びが非常に重要です。ここでは、後悔しない業者選びのための3つのポイントを解説します。
- 複数業者から相見積もりを取得する
- 実績や施工事例を確認する
- アフターサービスの内容を確認する
これらのポイントをしっかり確認し、安心して任せられるパートナーを見つけましょう。
複数業者から相見積もりを取得する
シャッター交換の業者を選ぶ際は、必ず複数社から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。理想は、最低でも3社以上から見積もりを取得することです。
料金の安さだけで判断するのではなく、提案される施工内容や、交換後のアフターサービスの内容まで、総合的に比較しましょう。提示された金額が高すぎる業者はもちろん避けるべきですが、相場より安すぎる業者も、施工品質に問題がある可能性も否定できないため注意が必要です。
また、自然災害による交換の場合は、見積もりを依頼する段階で「火災保険を使いたい」と伝えておくと、保険申請をスムーズに進めるためのアドバイスをもらえる場合もあります。
実績や施工事例を確認する
業者を選ぶ上で、過去の実績や施工事例は重要な判断材料になります。実績が豊富な業者は、さまざまな現場で培った高い技術力とノウハウを持っているため、安心して工事を任せられます。
多くの業者は、自社のホームページに過去の施工事例を写真付きで掲載しています。施工事例が多ければ多いほど、多様な現場状況への対応力が高く、信頼できる業者だと判断できるでしょう。どのような工事を得意としているのか、自分の希望する工事と近い事例があるかなどを確認してみてください。
また、火災保険を利用した施工に慣れている業者であれば、保険会社とのやり取りや必要書類の準備なども円滑に進めてくれるため、より安心して依頼できます。
アフターサービスの内容を確認する
シャッターは長期間使用する設備だからこそ、交換後のアフターサービスの内容は必ず確認しましょう。万が一、交換後に不具合が発生した場合に備えて、保証内容やサポート体制がどうなっているかを事前にチェックしておくことが重要です。
業者によっては、24時間365日対応のサポート体制を整えている場合もあります。アフターケアが充実している業者は、施工品質に自信があり、施工後のトラブルにも誠実に対応してくれる可能性が高いです。保証期間や保証の対象範囲は業者ごとに異なるため、契約前に書面で内容が明記されているかをしっかりと確認しておきましょう。
シャッターの交換を行う際の3つの注意点
シャッター交換を依頼する前に、知っておくべき点がいくつかあります。ここでは、交換で失敗しないための3つの注意点を解説します。
- 交換の必要性・求める機能を事前に見極める
- 工期・作業日数の確認をしておく
- DIYによる交換はリスクが高い
これらのポイントを事前に押さえておくことで、スムーズで満足のいくシャッター交換が実現できます。
交換の必要性・求める機能を事前に見極める
シャッターに不具合があっても、必ずしも交換が必要とは限りません。例えば、少しの錆や歪みが原因で動きが悪い場合、専門業者による清掃や潤滑剤の塗布といったメンテナンスで改善されるケースもあります。
まずは本当に交換が必要なのか、専門家に見てもらい判断を仰ぎましょう。シャッターの寿命は使用頻度や設置されている環境によっても変わるため、状況を総合的に見てもらうことが大切です。
交換が必要だと判断した際には、どのような目的で交換するのかを明確にしましょう。防犯性能を高めたい、断熱性を向上させたい、開閉時の音を静かにしたいなど、求める機能に合った製品を選ぶことが満足度の高い交換につながります。
工期・作業日数の確認をしておく
シャッターの交換工事は、多くの場合1日で完了します。しかし、現場の状況によっては日数が延びる可能性も考慮しておきましょう。
例えば、シャッターが高い位置に設置されている場合は、安全に作業するための足場の設置と解体に時間が必要です。また、古いシャッターの撤去に手間取ったり、予期せぬトラブルが発生したりして、追加の日数が必要になることもあります。
特に店舗や商業施設の場合、工事日が延びると営業に大きな影響を及ぼす可能性があります。トラブルを避けるためにも、見積もりを依頼する段階で、工期の目安や詳細な作業スケジュールを明確に提示してもらい、事前に相談・調整しておくことが不可欠です。
DIYによる交換はリスクが高い
交換費用を節約しようと、DIYでのシャッター交換を考える方もいるかもしれません。しかし、シャッターの交換は専門的な知識と技術を要するため、DIYは非常にリスクが高い行為です。
シャッターは非常に重量があり、もし誤って落下させれば、重大な人身事故につながる危険があります。また、正確に取り付けるには精密な採寸と専門的な工具が必要で、少しでもズレると正常に動作しなかったり、建物を傷つけたりする原因になります。
もし失敗すれば、かえって業者に依頼するよりも余計な出費や時間がかかってしまうことになりかねません。安全かつ確実に交換を終えるためにも、最初からプロの業者に任せるのが賢明な判断です。
シャッターを折戸に交換するのもおすすめ!
画像引用:https://www.toko-ss.co.jp/200_products/detail.php?id=11
シャッターの交換を検討するなら、従来の巻き取り式ではなく「折戸」への交換も選択肢の一つです。折戸には、シャッターにはない多くのメリットがあります。
折戸は、扉が折りたたまれて左右のどちらかに収納されるため、シャッターのように上部に大きな収納スペースを必要としません。畳み幅や出っ張りが小さく、限られた店舗スペースを有効に活用できます。
また、透明なガラスやポリカーボネートを使用した折戸なら、閉店後でも店内の様子が外から見え、通行人へのアピールにつながり、視認性が向上します。デザインもスタイリッシュなものが多く、店舗の外観イメージを損なわずに、高級感やブランドイメージを演出することも可能です。
折戸のメリットについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
路面店舗に最適!折戸で実現する開放的な空間設計と集客力アップ|イスターカーテン
商業施設が折戸を導入する理由とそのメリット|イスターカーテン
シャッターの交換なら豊富な実績がある折戸「イスターカーテン」がおすすめ
画像引用:https://www.toko-ss.co.jp/200_products/detail.php?id=43
シャッターを交換するには費用はかかりますが、利用者の安全や業務への影響を避けるためも適切な時期での交換が必要です。
交換する主なタイミングは「シャッターの寿命が来たとき」「異常音や動作不良・変形が発生したとき」「地震や台風による損傷を受けたとき」の3つです。
もしシャッターの交換を具体的に検討しているなら、実績豊富で高性能な折戸を提供する「イスターカーテン」がおすすめです。
なお、株式会社TOKOでは、折戸のメリットを最大限に活かし、あなたの店舗や施設の価値を高めるお手伝いをしていますので、お気軽にご相談ください。