「横引きシャッターはどう動くのか知りたい」
「種類や導入時のメリット・デメリットを整理してから検討したい」
こうした悩みを持つ方は少なくありません。横引きシャッターは上下に巻き上げるのではなく、開口部を左右にスライドして開閉する仕組みで、工場や商業施設、公共施設など幅広い場所で使われています。
ただし素材や方式によって性能や扱いやすさは変わり、導入に迷う場合も珍しくありません。本記事では仕組みや種類、導入メリット・デメリット、さらに事例まで解説します。
もし横引きシャッターの導入を検討しているなら、実績豊富な「イスターカーテン」にご相談ください。株式会社TOKOは、多くの成功事例を持ち、お客様のニーズにぴったりのシャッターを提案しています。
横引きシャッターの仕組み
横引きシャッターは、開口部を縦ではなく横にスライドして開閉する仕組みです。上下に巻き取る一般的なシャッターと比べて、広い開口部でも一枚のシャッターで対応できる点が特徴です。ここでは以下の2つの仕組みを解説します。
- 手動シャッターの仕組み
- 電動シャッターの仕組み
いずれも構造や動作の仕方が異なり、利用シーンによって使いやすさに差があります。順に見ていきましょう。
また、横引きシャッターと上下シャッターの違いや施工事例についてさらに詳しく知りたい方は、「横引きシャッターとは?上下シャッターとの違いや施工の事例を紹介 | イスターカーテン」をご覧ください。こちらの記事では、横引きシャッターの特徴と上下シャッターとの比較、実際の施工事例についても紹介しています。
手動シャッターの仕組み
手動の横引きシャッターは、レールに沿って人が直接動かして開閉する仕組みです。
レールは床や天井に設置され、シャッター本体のローラーが滑らかに動くよう設計されています。電源を使わないため停電時でも利用でき、施工コストを抑えられる点が強みです。商店街の店舗や住宅のガレージなど、比較的小規模な開口部で導入されることが多くあります。
ただし大きな開口部では重量が増すため、開閉に力が必要となる点には注意が必要です。そのため、高齢者や力の弱い人が使う環境では扱いにくさを感じることもあります。定期的にレールの清掃や潤滑油の補充を行えば長期間使用でき、ランニングコストも抑えられます。
電動シャッターの仕組み
電動の横引きシャッターは、モーターでシャッター本体を自動的にスライドさせる仕組みです。
リモコンや壁のスイッチで操作でき、開閉の負担を大幅に減らせる点が魅力です。特に大型の開口部や頻繁に利用する施設では、電動式が導入されるケースが多くなっています。
安全面にも配慮されており、障害物検知センサーを搭載した製品もあり、万が一シャッターの進路に人や物があっても自動で停止可能です。導入コストは手動式に比べて高めですが、日常的な利便性を考えると費用対効果は十分に期待できます。
また、タイマー機能やスマートフォンとの連携機能が備わる製品もあり、利便性やセキュリティ向上につながっています。
横引きシャッターの主な種類
横引きシャッターは、使用する素材や設計方法によって多様なバリエーションがあります。それぞれの素材には特長があり、使用場所や目的に応じて選ぶことが重要です。ここでは主に次の4種類の横引きシャッターを解説します。
- 木製横引きシャッター
- スチール製横引きシャッター
- アルミ製横引きシャッター
- ステンレス製横引きシャッター
各素材が持つ強みや、使用シーンにおける適応性について見ていきましょう。
木製横引きシャッター
木製横引きシャッターは、自然な風合いと温かみのあるデザインが特徴です。
特に住宅や店舗、商業施設など、外観の美しさが求められる場所におすすめです。木材の種類や仕上げによって、デザインの幅が広がり、クラシックな雰囲気を作り出せます。
また、断熱性や防音性にも優れているため、店舗の外部シャッターや住宅のガレージシャッターなどで利用されます。木製は耐久性やメンテナンスが重要ですが、適切な防腐処理を施すことで長期間の使用も可能です。
定期的な塗装やメンテナンスが必要ですが、他の素材にはない温かみを提供します。
※TOKOでは木製シャッターを扱っておりません
スチール製横引きシャッター
スチール製横引きシャッターは、耐久性に優れ、強度が高い点が特徴です。
特に工場や倉庫などの大型施設、または防犯を重視する場所に最適です。スチールシャッターは重いため開閉が手動ではやや難しいですが、電動式にも対応しており、重い荷物の搬出入が必要な場合に適しています。
耐久性が高く、錆びにくい特殊コーティングが施されているものも多く、メンテナンスの手間が少ないのもメリットです。防犯性に優れ、セキュリティが求められる商業施設や工業施設でよく利用されます。
また、価格が比較的リーズナブルなため、コストパフォーマンスを重視する場面でも有用です。
※TOKOではスチール製シャッターを扱っておりません
アルミ製横引きシャッター
アルミ製横引きシャッターは、軽量で扱いやすく、強度とデザイン性を兼ね備えた素材です。
アルミニウムは腐食に強いため、海沿いや湿気の多い場所などでも問題なく使用できます。さらに、カラーリングや仕上げが豊富で、外観のデザインを重視する場合に選ばれやすい素材です。
商業施設や店舗、住宅のガレージなどで広く利用されており、シャッターの開閉もスムーズで、電動化にも対応しやすい点が魅力です。軽量であるため、スチール製と比べて開閉が容易で、高齢者や力の弱い方にも簡単に使用できます。
ステンレス製横引きシャッター
ステンレス製横引きシャッターは、耐食性や耐久性に非常に優れており、厳しい環境でも長期間使用できる素材です。
特に、工業施設や倉庫、食料品を扱う施設などでの導入がおすすめです。ステンレスは錆びに強いため、海沿いや湿気の多い場所でも劣化しにくく、メンテナンスが少なくて済みます。さらに、デザイン面でも光沢感のある仕上げが特徴で、モダンで洗練された外観が求められる場面でもおすすめです。
重量があるため手動での開閉は大変ですが、電動シャッターとしては人気が高く、価格は他の素材に比べて高めですが長寿命でコストパフォーマンスが良いと評価されています。
※TOKOではステンレス製シャッターを扱っておりません
横引きシャッターを導入する5つのメリット
横引きシャッターを導入することで、さまざまなメリットを受けられます。特に大きな開口部でも一枚でカバーでき、開閉が容易で柔軟に設置できるため、施設や店舗の運用効率向上にも効果的です。
ここでは、横引きシャッターを導入する際の5つの主なメリットについて詳しく説明します。
- 広い開口部を一枚でカバーできる
- 開閉が容易で高齢者や女性でも扱いやすい
- 設置場所や形状に柔軟対応できる
- バリアフリーや安全性に優れている
- デザイン性と防犯性を両立できる
それぞれのメリットを順番に見ていきましょう。
広い開口部を一枚でカバーできる
横引きシャッターの最大の特徴の一つは、広い開口部を一枚でカバーできることです。
上下に巻き取るシャッターでは、どうしても複数のパーツが必要になり、大きな開口部に対応するには分割されたシャッターを使用する必要があります。しかし、横引きシャッターはレールに沿って横にスライドさせるため、一枚のシャッターで広い範囲をカバー可能です。
これにより、建物のデザインや外観がシンプルで美しく保たれ、開口部のサイズによって複数のシャッターを設置する必要もなくなります。特に、大型の商業施設や倉庫では、この特長が非常に便利で、設置後の見た目もすっきりと仕上がります。
開閉が容易で高齢者や女性でも扱いやすい
横引きシャッターは、開閉が非常にスムーズで、力をあまり必要としません。
そのため、高齢者や女性でも容易に扱うことができ、誰でも簡単に操作できる点が大きなメリットです。特に店舗や施設では、頻繁にシャッターの開閉を行う場面が多いため、開閉が楽であることは非常に重要です。
手動シャッターでもスムーズに動作する設計がされていますが、電動シャッターならリモコン一つで簡単に操作でき、力を使うことなく開閉できます。この利便性は、特に頻繁にシャッターを操作する場合に、スタッフや管理者の負担を大きく軽減します。
設置場所や形状に柔軟対応できる
横引きシャッターは、その設置場所や形状に柔軟に対応できる点でもメリットがあります。
例えば、通常の上下式シャッターでは、開口部が縦に長くなるため、天井の高さやスペースを考慮して設置しなければなりません。一方で、横引きシャッターはレールを設置するだけで、どの場所でもスムーズに設置できるため、空間を無駄なく利用できます。
狭い場所でも設置が可能で、天井や壁に制約がある場合でも問題なく設置できることから、店舗や工場、倉庫、さらには個人宅のガレージにおいても非常に便利です。
バリアフリーや安全性に優れている
横引きシャッターは、バリアフリー性が高い点でも注目されています。
開閉が簡単で、車椅子を使用している方や高齢者でも操作がしやすいため、障害を持つ人々が利用する施設には特におすすめです。
また、安全性の面でも優れています。電動シャッターには障害物検知機能を搭載している製品もあり、シャッターが閉まる際に何かが障害物として挟まった場合、自動的に停止または逆方向に動作を変更します。これにより、シャッターによる事故を防ぐことができ、より安全に使用可能です。
デザイン性と防犯性を両立できる
横引きシャッターは、そのシンプルなデザイン性が魅力です。
外観がすっきりとし、建物の外観に美しく調和します。特に店舗や商業施設では、シャッターが外観に大きな影響を与えるため、デザイン性の高い製品を選ぶことは重要です。さらに、シャッターには防犯性も備わっており、特にスチール製やアルミ製の横引きシャッターは高い強度を誇ります。
不審者が簡単に侵入できないように設計されており、商業施設や倉庫などでは重要なセキュリティ対策として利用されています。デザインと防犯を両立できる点が、横引きシャッターを選ぶ理由です。
横引きシャッターを導入するデメリット
横引きシャッターは多くのメリットを提供しますが、導入に際しては考慮すべきいくつかのデメリットもあります。
まず、横引きシャッターを設置するには壁の片側に一定の空間を確保する必要があります。シャッターが横にスライドして開閉するため、その動きを妨げる障害物がないよう、十分なスペースを確保しなければなりません。
また、横引きシャッターのメンテナンスが欠かせません。手動式の場合はレール部分に埃やゴミがたまりやすく、定期的に掃除や潤滑油の補充が必要です。電動式の場合も、モーターやセンサーの点検を怠ると故障の原因となります。
さらに、横引きシャッターを電動化する場合は、コストが高くなることも珍しくありません。特にモーターやセンサーが必要な電動シャッターは、初期費用が手動式のものに比べて高額になる傾向があります。
加えて、設置場所によっては、開口部が完全に密閉できないことがある点もデメリットです。横引きシャッターは設置場所や開口部の形状に応じて密閉性に差が生じることがあり、防音や防風が必要な場合には注意が必要です。
最後に、信頼できる施工業者の選定が重要です。横引きシャッターは構造が特殊であり、設置には専門的な知識と技術が求められます。不適切な設置や施工ミスが後々問題になることを避けるため、実績のある信頼できる業者に依頼することが不可欠です。
横引きシャッターの導入事例5選
横引きシャッターは、さまざまな施設や場所で導入されており、その事例は非常に多岐に渡ります。
ここでは、実際に導入された5つの事例を紹介し、どのような利点があったのか、どのような場面で役立ったのかを解説します。
- メイプルホール桜塚|セレモニーホールの大型開口部対応
- ラ・ラ・シャンス迎賓館|結婚式場の外観と景観を両立
- ふくまち横丁|エリア一体の防犯と景観の両立
- さんすて岡山|縦格子デザインでショーウィンドウ的演出
それぞれの事例で、横引きシャッターがどのように活用されたのかを見ていきましょう。
もし、さらに多くの店舗での活用事例や、導入メリット・業者選びのポイントについて知りたい場合は、「店舗での横引きシャッターの活用事例7選!導入のメリットや業者の選び方を徹底解説 | イスターカーテン」をご覧ください。
この記事では、店舗での導入事例をさらに詳しく紹介し、業者選びのポイントも解説しています。
メイプルホール桜塚では、セレモニーホールの大型開口部に横引きシャッターを導入しました。
この施設では、外観が重要視されるため、外観に影響を与えないデザイン性の高いシャッターが求められました。横引きシャッターは、広い開口部を一枚でカバーできるため、施設の外観を美しく保ちながら、機能的な部分も兼ね備えています。
また、ホールの利用に合わせてシャッターの開閉を簡単に行えるため、操作がスムーズで、スタッフや来場者にとっても利便性が高くなっています。この導入により、施設の開口部を素早く閉じることができ、防犯性も向上しました。
メイプルホール桜塚 | 施工事例 | 株式会社TOKO公式ホームページ 空間創造建材のアルミ折戸 イスターカーテン
ラ・ラ・シャンス迎賓館|結婚式場の外観と景観を両立
ラ・ラ・シャンス迎賓館では、結婚式場の外観と景観を両立させるために横引きシャッターを導入しました。
この施設では、シャッターの見た目が重要で、外部の景観との調和が求められました。横引きシャッターは、設置後も建物のデザインを損なうことなく、優れたデザイン性を提供します。
また、開閉も簡単にできるため、式の準備や後片付けの際に、迅速にシャッターを操作できる点が高く評価されました。さらに、屋外の景観を重視する結婚式場においては、シャッターを閉めることでプライバシーを守り、外部の目線からも守られる効果がありました。
ラ・ラ・シャンス迎賓館 | 施工事例 | 株式会社TOKO公式ホームページ 空間創造建材のアルミ折戸 イスターカーテン
ふくまち横丁では、エリア一体の防犯性を高めるために、横引きシャッターを導入しました。
この商業施設では、複数の店舗にシャッターを取り付けることで、防犯対策を強化しました。横引きシャッターは、開口部をしっかりとカバーすることができるため、外部からの侵入を防ぎ、安心して営業を行うことができます。
また、シャッターを開けた際には、店舗が一体感を持ち、景観を損なうことなく外観が整っています。このように、防犯性を高めつつも、施設の美しい景観を保つことができる点が、横引きシャッターの大きな魅力です。
ふくまち横丁 | 施工事例 | 株式会社TOKO公式ホームページ 空間創造建材のアルミ折戸 イスターカーテン
さんすて岡山|縦格子デザインでショーウィンドウ的演出
さんすて岡山では、横引きシャッターを使ったユニークなデザインを導入し、店舗のショーウィンドウ的な演出を行いました。
縦格子デザインのシャッターを使用することで、外からの視線を遮りつつも、店内の商品が見えるような演出を実現しています。
横引きシャッターのデザイン性を活かし、店舗の外観をおしゃれで洗練されたものに仕上げることができ、来店者の目を引く魅力的な店舗作りが可能となりました。
また、必要に応じてシャッターを開けることで、店舗の開放感を演出し、内外の景観を調和させることができました。
さんすて岡山 | 施工事例 | 株式会社TOKO公式ホームページ 空間創造建材のアルミ折戸 イスターカーテン
セガフレード|角度付き設置による開放的なファサード
セガフレードの店舗では、横引きシャッターを角度をつけて設置することで、開放感のあるファサードを実現しました。
店舗の入り口部分に横引きシャッターを設置することで、外部からの視線を遮ることなく、店内の雰囲気や商品が見えるような設計を行いました。
この角度付き設置により、シャッターが閉じているときでも店舗の外観が損なわれず、むしろデザイン的なアクセントとなっています。
また、開閉もスムーズで、店舗運営が効率化されました。従来のシャッターではできなかった美しいデザイン性と機能性を両立させることができ、店舗にとって大きなメリットとなっています。
セガフレード | 施工事例 | 株式会社TOKO公式ホームページ 空間創造建材のアルミ折戸 イスターカーテン
横引きシャッターの導入なら実績豊富な「イスターカーテン」がおすすめ
横引きシャッターは、そのデザイン性、耐久性、そして大きな開口部に対応できる点が特徴で、商業施設や工場、住宅など、さまざまな場所で導入されています。
特に、大型の開口部を一枚でカバーでき、開閉が容易で高齢者や女性でも操作しやすい点が大きなメリットです。
ただし、導入にはコストやメンテナンスの手間、設置場所における制約も考慮する必要があります。事前に導入事例を参考にし、設置場所や使用シーンに最適な横引きシャッターを選ぶことが重要です。
横引きシャッターの導入を検討している方は、実績豊富な株式会社TOKOに相談してみてください。株式会社TOKOは、お客様のニーズに合わせた最適なシャッターを提案し、安心して導入を進められるようサポートします。