シャッターの仕様とは?主な4つの役割・機能や選ぶ際のポイントを解説

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シャッターとひとくちに言っても、さまざまなデザインや素材、目的のものがあるため、どのように選べばいいのかわからずに悩んでいる方が多くいます。

また、設置方法やシャッターの機能などを詳しく知りたいと考えている方も多くいることでしょう。

そこで本記事では、シャッターの仕様や種類、主な機能や選ぶ際のポイントを解説します。

シャッター選びでお悩みなら「株式会社TOKO」がおすすめです。株式会社TOKOでは、目的やデザインに応じてさまざまなシャッターを取り扱っています。

TOKOのシャッターの詳細を確認する

シャッターの代表的な仕様とは?種類別に解説

シャッターの代表的な仕様とは?種類別に解説

代表的な仕様の全体像をつかみ、用途に合う候補を絞ります。ここでは以下のようなシャッターについてそれぞれの特徴を整理します。

  • 軽量シャッター
  • 重量シャッター
  • 窓シャッター
  • ガレージシャッター
  • オーバーヘッドドア(オーバースライダー)

軽量シャッター

軽量シャッターは、主に個人宅の車庫や店舗などの防犯目的で設置されることが多いシャッターです。

薄いスラットで構成され、開閉が軽く、手動や簡易電動で扱いやすい点が利点です。また、薄いスチールやアルミなどの軽量素材で作られているため、気軽に設置できます。

一方で、シャッターのスラットは薄いため、防火用などでは使用されることが少ないため、価格を抑えながら基本の防犯と目隠しを実現したい場合におすすめです。

※TOKOでは軽量シャッターを扱っておりません

重量シャッター

重量シャッターは、スラットが厚く丈夫なため、防犯以外にも防火や防煙目的で設置されることが多いシャッターです。

耐久性が高いため、防犯としてではなく工場や商業施設、集合住宅の共用部などで破損や破損の防止としても使用されています。さらに、延焼抑制や飛来物対策の観点でも有利です。

ただ、重量があるため、開閉は電動が前提になりやすく、設置には下地や電源を含めた計画が欠かせません。

そのため、長期の運用で変形を避けたい現場や、工場や商業施設などでの設置がおすすめです。

※TOKOでは重量シャッターを扱っておりません

窓シャッター

窓シャッターは、雨戸の代わりに設置されることが多いシャッターで、窓から入る光や風、飛来物や人の視線を防止する役割があります。

飛来物からガラスを守り、台風期の不安を減らします。閉め切ると外光と視線を抑え、在宅中の安心感も高まります。さらに、電動化により外出前の一括操作が容易になり、昇降の時間短縮も可能です。

そのため、断熱や遮光の補助としてや、冷暖房費の削減を意識する家庭での設置がおすすめです。

※TOKOでは窓シャッターを扱っておりません

ガレージシャッター

ガレージシャッターは、車庫に設置するシャッターのことで、雨や風、防犯対策として役立ちます。さらに、大切なマイカーを守る役割だけでなく、自宅の外観をよくすることも可能です。

主に、手動のものと電動のものがあり、電動のものは運転席にいながらリモコンで開閉ができます。また、開口幅が大きい場合は開閉時のたわみを抑える構造選定がポイントになり、躯体側の強度チェックと併せて計画しましょう。

リモコンやスマート連携の選択により、日々の操作負担を下げられます。

オーバーヘッドドア(オーバースライダー)

オーバーヘッドドア(オーバースライダー)とは、開放時に一枚のパネルを天井部分に流し込んで格納するタイプのシャッターのことです。

頻繁にシャッターを開閉する工場や倉庫などで設置されていることが多いシャッターでもありあす。また、素早くシャッターを開閉できるため、緊急時に対応できる消防車の車庫でも利用されています。

さらに、直上にスペースを確保できる建物で採用しやすく、出入口周りの動線を邪魔しません。

※TOKOではオーバーヘッドドア(オーバースライダー)を扱っておりません

シャッターの主な4つの役割・機能

シャッターの主な4つの役割・機能

役割を明確にすると、必要性能が定まり、無駄のない仕様選定につながります。

扱う観点は次の5つです。

  • 大雨・台風対策
  • 防犯対策
  • 防音・遮光対策
  • 防火対策
  • 建物デザインの向上

大雨・台風対策

強風時の飛来物や強い雨から開口部を守る役割が中心です。

窓に設置する窓シャッターはガラス割れのリスクを下げ、養生作業の手間も減ります。

車庫ではガレージシャッターが車両と保管物を守ります。

耐風等級やガイドレールの形状、下端の当たり方で強さが変わるため、沿岸や高台の立地では耐風性能の高い仕様を選びましょう。また、排水や雨仕舞も同時に点検し、吹き込みと浸水のリスクを抑えます。

防犯対策

シャッターを設置して侵入に時間がかかる構造にすると、犯行の抑止力が上がります。

特に、厚みのあるスラットや強いガイド、外側から解除しにくい施錠方式を採用することが、防犯対策として有効です。

夜間に無人となる店舗の場合は、電動と手動錠の併用で二重化しましょう。また、視認性が必要な売り場は見通しと強度のバランスを取り、照明とカメラの組み合わせで抑止効果を高めます。

開閉回数が多い現場では静音性も評価軸に入れると、運用の不満が減ります。

防音・遮光対策

防音・遮光対策

スラット内部の充填材や多層構造は、騒音を和らげ、外光の侵入も抑えることが可能です。そのため、寝室や映像室では遮光を重視し、下端の当たり方やガイドの精度まで確認しましょう。

道路騒音や工事音が気になる立地では、特に重宝する機能の1つです。また、早朝や夜間に操作する家庭や店舗は、駆動音が小さい機構を選ぶと負担が軽くなります。

遮音カーテンや内窓との組み合わせで体感がさらに安定します。

防火対策

延焼の広がりと煙の侵入を抑える目的でシャッターを導入することもできます。

主に、防火設備としての区分や感知器との連動、自動閉鎖の条件を設計段階で選ぶと、効果的な防火対策が可能です。ただ、避難経路に当たる開口は、人の退避と閉鎖制御を両立させる設計が必要です。

さらに、周囲の仕上げ材や開口寸法、電源条件を含めて整えると、工事後の運用が安定します。そのため、点検周期と復帰手順まで決めておくと、停電や訓練時の対応が滞りません。

建物デザインの向上

シャッターには、外観の統一感やブランドイメージを支える役割も持っています。特に、建物の見栄え・デザインが大きく変わります。

昼夜のイメージや雰囲気を想定し、照明との相性やサイン計画まで合わせることで、営業中と閉店中の印象を改善させることが可能です。また、店舗の正面で見せたい場合はフラットな面構成を選び、周囲の素材とトーンを合わせましょう。

この時、防犯と見栄えの両立を狙う担当者は、横引きタイプや意匠性の高い仕様も候補に入れると選択肢が広がります。

TOKOの横引きシャッターは防犯性を保ちつつ、お店の外観デザインを魅せるシャッターを提供してお客様から満足の声をいただいていいます。

シャッターの素材ごとの特徴

シャッターの素材ごとの特徴

用途と環境に合う素材を選ぶと、耐久性や見栄え、保守の工数が安定します。

下の表で主要4素材の性質を整理し、求める役割(防犯や台風対策など)と設置場所(沿岸部や内陸、住宅や工場)に照らして候補を絞り込みましょう。

素材 特徴 向いている環境・用途 注意点
アルミ製
  • 錆や腐食に強い
  • 軽量で開閉音が静か
  • 開閉頻度が高い出入口
  • 住宅や店舗沿岸部や湿気の多い立地
高剛性が必要な超大型開口は仕様確認が必要
ステンレス製
  • 錆や腐食に強い
  • 重厚感があり高級感のある意匠
  • 工場や商業施設の正面
  • 意匠性を重視するファサード
重量が増えやすく、コストが上がりやすい
鉄製
  • 価格が安い在庫が豊富
  • 基本性能を満たしやすい
  • 倉庫やバックヤードなどの実用重視の開口
錆に強くないため、塗装や定期メンテが前提
木製
  • 高級感のある
  • 風合い意匠統一がしやすい
  • 邸宅や店舗の意匠演出
  • 景観配慮エリア
痛みやすく、定期的な保護処理と点検が欠かせない

※株式会社TOKOではアルミ製シャッターのみを取り扱っております。

シャッターを選ぶ際の4つのポイント

シャッターを選ぶ際の4つのポイント

シャッター選びで失敗を避ける近道は判断順序を決めることです。以下の4点を基準に検討を進めましょう。

  • 設置する目的を確認する
  • 操作方法を確認する
  • 開閉方式を確認する
  • 業者を確認する

設置する目的を確認する

シャッターを選ぶ際は、設置する目的を確認して選ぶことが大切なポイントの1つです。

例えば、防犯目的でシャッターを設置するなら、薄いアルミやスチール素材の軽量シャッターがおすすめです。しかし、防火・防水対策なら分厚いスチールやステンレス素材の重量シャッターが適しています。

さらに、侵入抑止を重視する現場は厚みと施錠方式を優先し、日常の開閉を軽くしたい現場は軽量構造が最適です。また、延焼抑制や煙対策を求める建物は関連法規に合う仕様が必須です。

シャッターは、目的に応じて種類を選ぶことで、設置した後の満足度が高くなります。

操作方法を確認する

操作方法を確認してシャッターを選ぶことも、シャッターを選ぶ際に大切なポイントの1つです。

シャッターの操作方法は、主に手動で動かすタイプと電動で動かすタイプがあります。

手動シャッターは作りがシンプルであるため、故障しにくいことが特徴的で、電動シャッターは開閉の手間や負担が減るため、利便性が期待できますが費用が高くなりがちです。

そのため、シャッターを設置する場所や目的に応じて操作方法も選ぶことがおすすめです。

開閉方式を確認する

シャッターを選ぶ際は、操作方法だけでなく開閉方法も確認して選ぶことがおすすめです。

シャッターには、主に以下の開閉方法があります。

  • 巻き上げ式:メジャーのように巻き上げながら格納するシャッター
  • オーバースライダー式:シャッターが巻かれずに天井に収納されるシャッター
  • 横引き式(横引きシャッター):上部ではなく横の格納庫へスライドするシャッター

シャッター設置する場所や仕様に応じて適したシャッターを選ぶことが大切です。また、車両動線・人の通行・などを考慮して配置しましょう。

業者を確認する

シャッターを選ぶ際は、取り扱い業者を確認することが大切です。

シャッター業者によっては、取り付け場所を確認した上で適切なシャッターを提案してくれる場合があります。さらに、実績が豊富な業者の場合、最適なシャッターを丁寧に設置してくれる可能性があります。

他にも、過去の同規模案件の事例や設置の精度、担当者の対応などを確認することが大切です。また、複数業者から見積もり依頼を行い比較することもおすすめの方法の1つです。

これからシャッターとの取り付けを業者に依頼する方は、ぜひ参考にしてみてください。

横引きシャッター選びでお悩みなら「株式会社TOKO」がおすすめ!

横引きシャッター選びでお悩みなら「株式会社TOKO」がおすすめ!

画像:株式会社TOKO 公式サイト

シャッターは種類や素材、設置場所ごとに仕様が大きく異なるため、それぞれの違いをしっかりと考慮しておくことが大切です。

目的に応じて最適な種類のシャッターを選ぶことで、満足感を得やすくなるため、設置後の満足感も得やすくなります。また、設置やメンテナンスにかかる費用を考慮して適切に業者を選ぶことが大切です。

適切な業者選定ができれば、設置場所や目的に応じて最適なシャッターを設置することができるでしょう。

横引きシャッター選びでお悩みなら「株式会社TOKO」がおすすめです。株式会社TOKOなら、目的やデザインに応じてさまざまな横引きシャッターを取り扱っています。

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