こんにちは、株式会社TOKOでイスターカーテンの商品開発を担当している吉岡です。
あなたの空間づくりに、新たな可能性を見出してみませんか?
今日は、私たちが情熱を注ぐイスターカーテンについて、会社のウェブサイトでは語り尽くせない開発者の視点からじっくりとお話しさせていただきます。
イスターカーテンとは?
イスターカーテンは、一言で言えば「アルミ製折れ戸」です。でも、その特徴は単なる折れ戸にとどまりません。
- 1mm単位でのオーダーメイド対応
- 用途に合わせた豊富な機種バリエーションと独自の特殊対応
- 製造から取り付けまで自社で手掛け、熟練の技術を結集したプロセス
これらの特徴が、イスターカーテンの独自性を形作っています。
オーダーメイドの柔軟性
イスターカーテンの最大の特徴は、その柔軟性にあります。1mm単位でのオーダーメイドが可能で、大きな利点になっています。
例えば、古い建物のリノベーションで不規則な開口部にぴったりフィットする建具が必要になったとします。イスターカーテンなら、そんな特殊な形状にも対応可能です。
豊富な機種バリエーションと独自の特殊対応
折れ戸業界トップの技術力を活かし、多様なカスタマイズ対応と革新的な商品開発を行ってきました。
例えば
- 楕円曲線状の開口部への対応
- 耐火性能の付加
- 静音性の高い引き戸+有効開口の大きい折れ戸+床がフラットにできるノンレール
これらの特殊対応により、学校の公共広場、病院のHCU、音楽スタジオなど、多様な用途に最適な折れ戸を提供しています。
製造から取付までの熟練された技術を結集したプロセス
イスターカーテンの製造から取付の一連の流れを自社で行っています。これが私たちの大きな強みとなっています。
製造段階では:
- 一つ一つの部材を丁寧に加工
- アルミの切断面を細かく仕上げて安全性を確保
- 折畳み機構の精密な調整でスムーズな開閉を実現
取付段階では:
- 現場の状況に合わせた細かな調整
- 専門技術者による確実な施工
- 顧客ニーズに応じたカスタマイズ対応
この一貫したプロセスの各段階で、非常に手間をかけています。でも、この手間暇こそが、イスターカーテンの品質と独自性を生み出し、お客様の様々なご要望にお応えできる高い対応力を実現しています。同時に、私たち開発者にとっても愛着の湧く商品となっているのです。
イスターカーテンの主力商品
イスターカーテンの主力商品は、大きく2種類に分けられます。
外部向け商品:「あけてんで」
「あけてんで」は、外部向けの大開口折れ戸です。サッシとしての性能を備えながら、大きな開口部を自在に開閉できるのが特徴です。
特に、他社製品にはないフラットレールが大きな強みとなっています。
このフラットレールにより:
- つまずきの危険性が大幅に低減
- 車椅子やベビーカーの通行がスムーズ
- 掃除が簡単で衛生的
用途例:
- レストランのテラス席との仕切り
- ホテルのラウンジと庭園の境界
- 集合住宅の公共リビングと庭をつなぐ大開口部
この分野では、自信を持って日本一のノウハウを構築していると言えます。20年以上の実績と、数千件の施工例から得られた知見が、「あけてんで」の品質を支えています。
室内向け商品:「スリム・スクエアスリム」
「スリム・スクエアスリム」は、主に室内の管理シャッターとして使用される製品です。使い勝手と耐久性にこだわり、日々進化を続けています。
お客様からのフィードバックに迅速に対応し、毎年改良を重ねているのが特徴です。
例えば:
- 開閉音の低減
- 操作力の軽減
- 耐久性の向上(1万回以上の厳しい手動開閉試験をクリア)
用途例:
- オフィスの会議室の仕切り
- 商業施設の管理シャッター
- 学校の多目的スペースの区画
「スリム・スクエアスリム」は、その名の通りスリムなデザインが特徴です。収納時の省スペース性が高く、限られた空間を最大限に活用したい場所に最適です。
イスターカーテンの導入事例
ここで、実際のイスターカーテン導入事例をいくつかご紹介します。
-
「あけてんで」導入事例
天気の良い日は全開して開放的に、悪天候時は全閉して快適な室内空間を確保できます。
-
「スリム・スクエアスリム」導入事例
狭小空間の戸袋に合わせた収納や最小300Rの作動スペースで有効面積を最大活用できます。
これらの事例からも、イスターカーテンの多様な可能性がお分かりいただけるかと思います。
開発者としての想い
イスターカーテンの開発に携わって20年以上になりますが、今でも新しい課題や可能性に出会うたびにワクワクします。
例えば、環境負荷の低減は私たちの大きな課題の一つです。アルミの再利用率を高めたり、製造過程でのエネルギー効率を改善したりと、日々努力を重ねています。
今後の展開
今回はイスターカーテンの概要と特徴、さらには実際の使用例をご紹介しました。
次回以降は、さらに詳細な技術情報や、他社製品との比較、さらには開発者ならではの視点からの情報など、会社のウェブサイトでは語り尽くせない内容をお届けする予定です。
例えば:
- イスターカーテンの開発秘話
- 特殊な施工事例とその技術的課題
- 環境負荷低減への具体的な取り組み
- 将来の技術開発の方向性
建築や内装に関心のある方、空間を効果的に活用したい方、ぜひ次回の記事もお楽しみに!
イスターカーテンが皆様の空間づくりに新たな可能性をもたらすことを願っています。
イスターカーテンについてさらに詳しく知りたい方、具体的な導入をご検討の方は、ぜひお問い合わせください。
皆様の空間づくりのお手伝いができることを、心よりお待ちしております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
株式会社TOKOの吉岡と申します。当社に入社してから早20年が経ち、商品開発部門で多くの経験を積ませていただきました。
入社以来、商品開発に携わり、お客様のニーズに応える製品の創出に尽力して参りました。
輸出入業務や中国での工場立ち上げにも参画し、国際的な視野を広げる機会に恵まれました。これらの経験は、現在の業務にも大いに活かされています。
直近では、安全性と機能性を兼ね備えた「防火設備認定の折れ戸」の開発に携わりました。また、他社様向けのOEM商品として、管理シャッター用途の「イスターカーテン」の開発にも取り組みました。
これまでの多様な経験を糧に、今後も革新的な製品開発に挑戦し続けたいと考えております。
お客様のご要望と社会のニーズに応える製品を、より一層追求して参ります。
皆様のご指導ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。