「店舗の広い間口に合うシャッターを探しているけど、横引きシャッターってどうなんだろう?」
「従来の上下に開閉するシャッターと何が違うの?」
「価格や種類、実際の施工事例を知ってから、じっくり比較検討したい」
この記事を読んでいるあなたは、このような考えをお持ちではないでしょうか。
横引きシャッターは、その名の通り左右に開閉するタイプのシャッターで、店舗のファサードやガレージ、倉庫など、特に広い開口部を持つ場所でその真価を発揮します。しかし、一般的な上下シャッターとの違いや、素材による価格差、メンテナンスの方法など、選ぶ前に知っておきたい点はたくさんあります。
そこでこの記事では、横引きシャッターの基本的な構造から、上下シャッターとの具体的な違い、素材別の種類と価格相場、実際の施工事例、そして設置費用を賢く抑えるコツまで、あなたが知りたい情報を網羅的に解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたの施設や用途にぴったりの横引きシャッターが明確になっているはずです。特に、デザイン性と機能性を両立させたいなら、ぜひ
株式会社TOKOの商品一覧もチェックしてみてください。
横引きシャッターとは?
横引きシャッターがどのようなものか、基本的な情報から見ていきましょう。一般的な上下シャッターとの違いがわかると、利用シーンをより具体的にイメージできます。
この章では、横引きシャッターの基本的な構造から、他のシャッターとの違い、そして主な用途までを詳しく解説します。
- 横引きシャッターの構造
- 他のシャッターとの違い
- 利用される主な場所や用途
まずは、シャッターが動く仕組みである「構造」から理解を深めていきましょう。
横引きシャッターの構造
横引きシャッターの構造は、開閉方式によって「手動」と「電動」の2種類に大きく分けられます。それぞれの仕組みと特徴をみていきましょう。
- 手動シャッターの構造
- 電動シャッターの構造
手動シャッターの構造
手動シャッターは、その名の通り人の力で左右に開閉する、比較的シンプルな構造をしています。
主な構成部品は、カーテン部分にあたる「スラット」、スラットがはまって動くための「ガイドレール」、そしてカーテンを巻き取って収納する「シャフト」と、その動きを助けるバネである「スプリング」です。
部品点数が少ないため、電動式に比べて故障のリスクは低いといえます。しかし、長年使用していると、部品そのものが摩耗したり、レールにゴミやホコリが詰まったりして、動きが鈍くなるなどの不具合が発生する可能性はあります。そのため、定期的な清掃が快適な使用を維持する鍵となります。
電動シャッターの構造
電動シャッターは、モーターの力とリモコンやスイッチ操作で簡単に開閉できる便利な仕組みです。
基本的な構造は手動シャッターと共通していますが、そこに動力源となる「電動開閉器(モーター)」や、操作を行う「押しボタンスイッチ」が加わります。さらに、安全性を高めるために、シャッターの行き過ぎを防ぐ「リミットスイッチ」や、人や物を挟み込む事故を防ぐ「障害物検知装置」といった電気系統の部品が組み込まれています。
手を使わずに楽に開閉できるのが最大の魅力です。その一方で、電気系統の部品が故障したり、センサーが異常を検知したりすると動かなくなる場合があります。安心して長く使い続けるためには、専門業者による定期的な点検が欠かせません。
他のシャッターとの違い
横引きシャッターと、より一般的な上下シャッターには、どのような違いがあるのでしょうか。両者の特徴を比較検討しやすいように、下の表にまとめました。
比較項目 | 横引きシャッター | 上下シャッター |
シャッター幅の柔軟性 | 1枚のシャッターで50m以上の長さにも対応可能。カーブした開口部にも設置できます。 | 1枚のシャッター幅は通常7〜8mが限界。これ以上の幅では、柱を立てて複数枚設置する必要があります。 |
開閉の大変さ | 横に軽くスライドさせるだけで開閉できるため、力はほとんど必要ありません。 | 開閉時にかがんでシャッターを持ち上げたり、腕を伸ばして引き下ろしたりする動作が必要です。 |
シャッターの素材 | アルミニウムやスチールなど、強度のある硬質な素材が主に使われます。 | 軽量で柔軟性のある素材が使われることが多いです。 |
主な用途 | 防犯性が重視される施設や、高価な商品を扱う店舗などで好まれます。 | 主に簡易的な防犯対策として、住宅の車庫や小規模な店舗で利用されます。 |
このように、横引きシャッターは広い間口に一枚で対応できる柔軟性と、楽に開閉できる操作性が大きなメリットです。
利用される主な場所や用途
横引きシャッターは、その優れたデザイン性と機能性から、さまざまな場所で活躍しています。
例えば、商業施設の店舗では、閉店後も内部がガラス越しに見えるデザインを選べば、商品をディスプレイし続けることができ、24時間の広告塔としての役割を果たします。個人宅のガレージや倉庫では、防犯性を高めつつ、住宅のデザイン性を損なわない設置が可能です。
また、展示場のように空間を有効活用したい場所や、内部をしっかり見せたい場合にも、横引きシャッターの特性が活かされます。さらに、カーブした壁面など、曲線的なデザインの場所にも柔軟に対応できるため、建築家やデザイナーが手掛ける意匠性の高い建物にもマッチします。
具体的な設置例については、「施工事例」もあわせてご覧ください。
横引きシャッターの種類別平均価格を解説
横引きシャッターは、使用される素材によって特徴や価格が大きく異なります。ここでは、主な4つの素材「木製」「スチール製」「ステンレス製」「アルミ製」について、それぞれのメリット・デメリットと平均的な費用相場を解説します。
- 木製横引きシャッター
- スチール製横引きシャッター
- ステンレス製横引きシャッター
- アルミ製横引きシャッター
ただし、一部の素材は株式会社TOKOでは取り扱っていません。それぞれの特徴を比較して、あなたの予算や用途に最適なシャッターを見つけましょう。
木製横引きシャッター
木製シャッターの最大の魅力は、腐食の心配がなく、維持にかかる費用を抑えられる点です。木の温もりある風合いは、周囲の景観にも自然に溶け込みます。
耐久性も高く、10年に1回程度の暴風塗装で長持ちするといわれています。また、中には防火性能に特化した認定製品も存在するため、安全性を重視する場合にも選択肢となりえます。
費用相場は33万円から77万円ほどが目安です。
※木製横引きシャッターは株式会社TOKOでは扱っていません。
スチール製横引きシャッター
スチール製シャッターは、比較的安価で導入しやすいのが特徴です。ただし、開閉時の音が他の素材に比べて大きくなる傾向があります。そのため、住宅街のような静かな環境に設置する場合は、事前に業者へ相談し、音のレベルを確認するのが良いでしょう。
錆びやすさを心配する声もありますが、建物の内側に取り付けるタイプを選べば、雨風に直接さらされる機会が減り、錆の発生を効果的に防げます。
費用相場は9万円から38万円ほどです。
※スチール製横引きシャッターは株式会社TOKOでは扱っていません。
ステンレス製横引きシャッター
高級感のある、洗練された佇まいを求めるならステンレス製シャッターがおすすめです。無機質でスタイリッシュな印象は、モダンな建築デザインと相性が良く、近年その人気は高まっています。
シャープな見た目は、店舗やオフィスの顔として、ワンランク上の空間を演出してくれるでしょう。デザイン性を重視する方に特に選ばれています。
費用相場は60万円から110万円ほどと比較的高価になります。
※ステンレス製横引きシャッターは株式会社TOKOでは扱っていません。
アルミ製横引きシャッター
アルミ製シャッターは、機能性とコストパフォーマンスのバランスに優れた、最もおすすめの素材です。
スチール製よりは高価になりますが、錆びに非常に強いという大きなメリットがあります。また、素材自体が軽量なため、たとえ手動であっても女性や高齢の方でも楽に開け閉めできるのが魅力です。耐久性と使いやすさを両立したい場合に最適な選択肢といえるでしょう。
費用相場は15万円から80万円ほどで、幅広い製品から選べます。
横引きシャッターの施工事例を紹介
画像引用:https://www.toko-ss.co.jp/200_products/detail.php?id=10
ここでは、実際に株式会社TOKOが手掛けた横引きシャッターの施工事例を2つご紹介します。どのような場所に、どんな目的で設置されているのかを見ることで、より具体的なイメージが湧くはずです。
- メイプルホール桜塚
- ラ・ラ・シャンス迎賓館
どちらも株式会社TOKOの「イスターカーテン」シリーズが採用された事例です。
メイプルホール桜塚
大阪府豊中市にあるセレモニーホール「メイプルホール桜塚」のエントランスには、株式会社TOKOの「イスターカーテン うららぎ」が採用されました。
セレモニーホールでは、祭壇のような大きな備品を搬入する必要があります。この事例では、開口部を最大限に活用できる横引きシャッターの折戸タイプを設置し、スムーズな搬入経路を確保しました。
また、折戸を完全に閉めることで、ホール内部をしっかりと隠す目隠しとしての役割も果たしており、機能性とプライバシー保護を両立させています。
ラ・ラ・シャンス迎賓館
福井県福井市にある結婚式場「ラ・ラ・シャンス迎賓館」では、株式会社TOKOの「イスターカーテン ワイドタイプ」が活躍しています。
この製品は外部にも使用可能で、建物のモダンな雰囲気に合わせて中桟(パネル間の仕切り)のデザインが選ばれました。幅が650mmもあるワイドパネルと、株式会社TOKO独自のスムーズな開閉装置により、外の美しい景色を存分に楽しめる優れた可視性と、快適な操作性を実現しています。
横引きシャッターの設置費用を抑える3つのコツ
横引きシャッターの設置は決して安い買い物ではありません。しかし、いくつかのポイントを押さえることで、費用を賢く抑えることが可能です。
ここでは、設置費用を抑えるための具体的な3つのコツを解説します。
- なるべく手動での開閉方式で選ぶ
- シャッターのデザインで選ぶ
- 相見積もりを取って業者を選ぶ
これらのコツを実践して、予算内で最適なシャッター設置を目指しましょう。
なるべく手動での開閉方式で選ぶ
設置費用に最も大きく影響する要素の一つが、開閉方式の選択です。
初期費用をできるだけ安く抑えたいのであれば、シンプルな構造の手動式が最もおすすめです。一方、毎日の開閉の手間や利便性を重視する場合には、電動式も十分に検討する価値があります。
例えば、人の出入りが少ない小さな窓には手動式を、車が出入りする大きなガレージには電動式を、といったように設置場所の用途やシャッターのサイズに応じて開閉方式を使い分けるのが、コストと利便性のバランスを取る賢い選択といえます。
シャッターのデザインで選ぶ
シャッターのコストを抑えたい場合、デザイン性については、ある程度の割り切りも必要です。もちろん、建物の外観に関わる部分なので完全に無視はできませんが、予算内で最も良いデザインを選ぶという視点が大切になります。
例えば、素材の価格が比較的安価なスチール製シャッターでも、最近ではカラーバリエーションが豊富な製品が多くあります。豊富な選択肢の中から、自宅や店舗の雰囲気に合う色を選ぶことで、コストを抑えつつ満足のいく見た目を実現することも十分に可能です。
相見積もりを取って業者を選ぶ
横引きシャッターの取り付けは、専門的な知識と技術を要するため、専門業者への依頼が必須です。しかし、業者によって設置費用は大きく異なります。
想定外の高額な請求をされたり、質の低い工事をされたりするリスクを避けるためにも、「相見積もり」が非常に重要です。相見積もりとは、複数の業者から同じ条件で見積もりを取り、価格やサービス内容を比較検討することを指します。
店舗や倉庫のような広い間口への設置を検討しているなら、株式会社TOKOのような実績豊富な業者に見積もりを依頼してみるのも良いでしょう。まずは商品一覧から製品をチェックしてみてください。
大開口に設置するアルミ製の横引きシャッターならTOKOへご相談ください
画像引用:https://www.toko-ss.co.jp/200_products/detail.php?id=11
この記事では、横引きシャッターの基本情報から種類、費用、施工事例まで詳しく解説してきました。
横引きシャッターには、素材や開閉方式によってさまざまな種類があり、それぞれに特徴や価格が異なります。設置費用は、開閉方式を手動にしたり、デザインを工夫したりすることで抑えることが可能です。そして、どんなシャッターでも長く安全に使用するためには、適切なメンテナンスが欠かせません。
もし、店舗や倉庫、ガレージといった広い開口部に、機能性とデザイン性を両立したシャッターの設置をお考えなら、ぜひ一度、株式会社TOKOにご相談ください。特に、耐久性と軽量さを兼ね備えたアルミ製の横引きシャッターは、豊富なラインナップを誇ります。
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